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毎月19日は食育の日〜2022年9月号〜
こんにちわ。地球畑のスタッフＳです。
さて９月に入り、地球畑ではさつまいもシーズンが始まっていますが、
台風の影響で収穫作業が思うように進まず、お待たせしております。
これから１０月以降、本格的な収穫シーズンを迎えますので、
いましばらくお待ち頂ければと思います。
今月の食育コンテンツでは、
これからのさつまいもについていろんな情報をご紹介します。
普段よく頂くさつまいもについての質問や、食べ方、
近年の鹿児島のさつまいもについても情報をお届けします。
Ｑ：さつまいものおすすめの食べ方は？
Ａ：８月から１０月頃のさつまいもは、“蒸して”食べるのがおすすめです。
甘さは控えめですが、ほくほくとした食感が楽しめます。
それ以外の時期であれば、65℃〜75℃を目安に、
ゆっくりじっくり熱を加えれば、
消化酵素が麦芽糖となり甘味成分を生成します。
これまでの食育の日コンテンツでも、
おすすめの食べ方をご紹介しています。
Ｑ：さつまいもが甘くない時は？
Ａ：出始めの頃のさつまいもは甘さが控えめです。
もう少し甘みが欲しい場合は、
13℃〜15℃を目安に冷暗所で追熟しておきましょう。
定期的に状態をチェックします。
芽が出てきますが、この芽は取り除けば問題無く
食べられるので安心して下さい。
だいたい２週間程度追熟できたら、また味を見てみてください。
Ｑ：さつまいもの保存はどうすれば良い？
Ａ：お客様からよくこの質問を頂きます。
さつまいもの保存は室温13℃〜15℃、湿度は80〜90％が最適です。
気温が高い場合は室内の涼しいところに置きましょう。
また、さつまいもは寒すぎても傷みます。
冷蔵庫の野菜室などには入れないようにしてください。
低温、乾燥に注意しておけば、長くさつまいもを楽しむことができます。
Ｑ：さつまいもを切った時に出る白い液体は何？
Ａ：さつまいもをカットした際に断面からにじみ出る白い液体は、
「ヤラピン」という成分で、おなかに嬉しい成分です。
さつまいもを洗ったり切っている時にベタベタして取れにくくなるので、
あまり断面には触らず一旦水に浸すと扱いやすくなります。
手についてしまったベタベタは、
クレンジングオイルを使うと比較的落ちやすくなります。
Ｑ：基腐れ病とは？
Ａ：基腐病(もとぐされびょう)とは、糸状菌(カビ)が原因で、
地面近くの茎が黒くなり、
次第に茎全体やさつまいもが腐っていく病気です。
国内では2018年に確認され、現在は全国各地に感染が広がっています。
生産者さんは感染対策として、種芋や苗の植付前から状態をこまめに
チェックし、病気の株を取り除いたり、排水が良い状態にしていますが、
現在のところ完璧な感染対策がない状態です。
地球畑には、長年美味しいさつまいもを育てている生産者さんが
複数おりますが、
どなたもこの基腐病に悩まされています。
この基腐病は外見からは全くわからないため、とても厄介です。
Ｑ：キュアリング（長期保存のための貯蔵）とは？
Ａ：さつまいもを長期保存するためには、
両サイドの切り口から菌の侵入による傷みを防ぐため、
一定の温度と湿度に保たれた施設内で切り口を
コルク状にする技術のことです。
さつまいもが持つ治癒力を利用するため「治癒」「治療」（キュア）
という言葉からキュアリングと呼ばれています。
Ｑ：紅はるかが届いたけど、紅はるかっぽく見えないのですが？
Ａ：生産者さんの地域や土壌によって、
見た目に差が出る場合がございます。
収穫してみないとサイズや形はわからないため、
それを選別して出荷しています。
表面の色、大きさ、太さ、形、さつまいもそれぞれの個性を
楽しんで頂ければと思います。
最後に商品ページには載せきれなかった写真や動画を掲載！
７月頃のさつまいも畑です。
虫食い跡があるのは農薬や防虫剤を使用していない証拠です。
さつまいも生産者さんの収穫時の様子です。
収穫したてはこのように細い根がたくさんついています。
「ヒゲ根」と呼んでいますが、生産者さんは忙しい中
このヒゲ根もなるべく取るように努めていらっしゃいます。
さつまいもを大量に生産されている生産者さんは、
このような収穫機械に乗りながら
さつまいもをコンテナに振り分けていきます。
南九州は１０月まで残暑が厳しい事が多いので、
暑い中とても大変な作業です。
今回はさつまいものＱ＆Ａのご紹介でした。
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